アメリカのブリンケン国務長官は26日、訪問先の中国で記者会見し、中国側との会談でロシアのウクライナ侵攻をめぐって中国がロシアの軍需産業を支援しているとして深い懸念を伝えたことを明らかにしました。
共産党最高指導部の辞任が相次いでいるベトナムで、党の序列4位の国会議長の辞任が26日開かれた党の会議で承認され、事実上の更迭とみられています。ベトナムでは、3月にも序列2位の国家主席が辞任したばかりで、異例の事態が続いています。
フィリピン軍は、南シナ海でアメリカとフランスの3か国による初めての共同訓練を開始したと発表しました。フィリピンは今月上旬にも日本とアメリカなど4か国で共同訓練を行っていて、南シナ海で威圧的な行動を強める中国を念頭に同志国との連携を強化しています。
台湾の議会、立法院の最大野党・国民党のトップらが、26日、中国の北京に向かいました。民進党政権の高官は「頼清徳 次期総統の政権運営を妨げるため、中国が国民党への働きかけを強めている」とみています。
中国の国営メディアは、習近平国家主席が、26日午後、アメリカのブリンケン国務長官と北京の人民大会堂で会談すると伝えました。
北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)総書記はロケット砲の発射実験を25日、視察しました。砲弾は新たに設立した軍需企業が生産したとされていて、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアへの武器輸出を念頭にした動きだとの見方が出ています。
人類初の月面着陸からおよそ半世紀。日本人がアメリカ人以外で初めて、月に降り立つ可能性が高まってきました。アメリカ主導の「アルテミス計画」の中で、早ければ2028年に日本人の宇宙飛行士が着陸することが、4月の日米首脳会談で合意されたのです。世界が競い合う「有人」月面探査。最新情報を水野倫之解説委員が解説します。※4月26日公開時点の情報です。(動画:4分15秒)